車椅子での長距離移動
こんにちは、マイです。
突然ですが、皆さんは御家族とすぐ会える距離にお住いでしょうか?
私の祖母は、電車と新幹線で8時間かかる距離に住んでいます。
祖父が早くに亡くなったため、私が産まれて数年後、再婚して引っ越していきました。
義祖父も数年前に亡くなり、義祖父方のご親戚や、引越し先で知り合ったお友達に支えられながら暮らしていました。
骨折や腎不全で入退院を繰り返すようになってからは、地元に帰ってくるよう勧めていましたが、慣れ親しんだ土地を離れて人間関係を作り直すのも不安だったのでしょう。
なかなか戻る踏ん切りがつかないまま、一人暮らしを続けていました。
そんな矢先に四肢麻痺で入院。
コロナの影響で長距離移動も許可がおりない状況です。
心細い思いをした祖母は『地元に帰りたい』と言ってくれるようになりました。
感染症のリスクはあるものの、もう少し状況が落ち着けば血縁者の近くに住む方が良いと、病院のスタッフ様から色々アイデアをいただきました。
車椅子での移動手段、私は恥ずかしながら、初めて知ることばかりでした。
というわけで、今回は車椅子での長距離移動について書いていきたいと思います。
車椅子での移動手段 (車)
(↑画像は写真AC様より)
まずは車での移動についてです。
これは『介護タクシー』を使います。
転院の際にも同伴させていただきました。
その時は軽バンだったので、運転手さんと祖母の他に2人まで同伴できました。
上の画像だとワゴン車でしょうか。
車のサイズによっても価格設定が違いそうですね。
トランクの部分はスロープになっており、車椅子に安全ベルトをかけてから、ゆっくり乗降車してくださいました。
普通のタクシーと、それほど値段は変わらない気がしました。
一例ですが、
初乗り1.5km 650円
以後325mごと 80円
この場合だと、15kmで4,010円かかります。
ただし、介護保険適用になる介護タクシーと、全額自己負担になる福祉タクシー(ケアタクシー)とがあるそうで注意が必要です。
運転手さん御自身が、介護士の資格を持っている場合『介護タクシー』と呼ばれ、保険が適用になるようです。
車椅子での移動手段(電車)
続いて電車での移動についてです。
今回は普通列車ではなく、新幹線と特急について書かせていただきます。
新幹線にも特急にも、『多目的室』という個室があるのはご存知でしょうか?
↑このような個室です。
たいていの車両には一部屋あるようです。
座席はフルフラット状態にすることも可能のようで、寝転びながら乗れるのはなんだか新鮮ですね。
車椅子やストレッチャーでも、周りの方に気を遣うことなく安心して乗れそうです。
ご病気の方以外にも、搾乳室としても使えるみたいです。お子様連れでも安心ですね!
普段は予約して使うのではなく、使いたい時だけ一時的に鍵を開けてもらうスタイルと聞いていますが、事情によっては多目的室も事前予約ができるようです。
祖母のように車椅子で、感染症への抵抗力も落ちているであろう状況での長距離移動ということで、転居日が決まれば予約しようと思っています。
ちなみに多目的室の追加料金はなし!
同じ運賃で快適に乗れるのはとてもありがたいですね!
料金シュミレーション
最後に我が家の場合の料金シュミレーションを参考程度に残しておきますね。
介護タクシーは会社によって価格設定が違いますので、多少の誤差はご了承くださいませ。
・祖母の病院→最寄り駅(新幹線)
介護タクシーで15km
約4,000円/一台
・新幹線+特急料金
約22,000円/一人
・転居先最寄り駅→転居先(介護施設)
介護タクシーで1.2km
約1,000円/一台
付き添い2名の交通費を含めると
約71,000円
看護師さん同伴の場合、往復運賃追加で
約120,000円
ざっくりした計算ですけど💦
それなりにかかりますが、これからは何かあってもすぐ対応できると思えば安いものです!
車ですぐ会いに行ける距離に家族がいるって安心ですよね!
正直なところ、何かある度に往復16時間は大変で...😅
飛行機は格安航空が近くに無いため、前割無しだと料金が高すぎて💦
電車もそれなりの出費なんですけどね。
いつも電車で行っています。
コロナの状況次第にはなりますが、早く地元で介護が出来れば嬉しいです。
というわけで、簡単でしたが今回はここまで。
お読みくださってありがとうございます♪