家族の支援を考える

四肢麻痺の祖母と、発達障害の妹の支援に関する備忘録

支援者だからこそ『セルフケア』を!


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こんにちは、マイです。

 

長かった梅雨が明け、いきなりやってきた猛暑日。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

アイスが美味しすぎる今日この頃。

アイス大好き県民なので冬でもよく食べるのですが、この時期は専らフロート派の私です。

 

推しは明治スーパーカップ

定番クリームソーダはもちろん、濃いめに入れた紅茶をかけたティーアフォガードもお気に入りです( *ˊᵕˋ)♪

 

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さてさて、今回は番外編です。

 

幼い頃から、病気の母と妹の入退院を見続け、今では2人の祖母と妹の支援を行っている私ですが、常々思っていることがあります。

 

『良い支援を継続するには自分のこともケアしないとな』と。

 

少し重たいかもしれませんが、私の生い立ちにも少し触れながら、介護や支援をする人『ケアラー』としてのセルフケア(自分を労ること)の大切さについて書いていきたいと思います。

 

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健康に後ろめたさを感じた幼少期

 

私は心臓病の母のもとに生まれ、5歳下の妹も同じく心臓病でした。

母は罹患してから約50年間ずっと心臓が弱く、妹は術後完治はしたものの、成長スピードは遅く、あまり体力もありませんでした。

 

生活と医療費のため、父は日夜、家族のためにひたすら働いてくれていました。

 

なので、なんとなくですが、幼い頃から私は『健康は当たり前ではなく、健康な人は家族を守るべきなのだ』と思うようになりました。

自分だけ体が丈夫に産まれたことに、後ろめたさを感じていたのです。

 

病弱ながらも、家事や時短パートなど頑張ってくれていた母は、私が高校の時に入院。

この辺りから入退院の頻度が増え、社会人になると、今度は癌で入院しました。

 

学費と自動車学校、そして母の医療費のため、今思うとそれなりのブラック労働をしていました。

 

うつな気分をごまかしながら仕事と家事と看病を続けていましたが、その時は自分のケアなんて考える余裕も発想もありませんでした。

 

健康体のくせに『ちょっと休ませて欲しい』だなんて、とても情けないことだと思っていました。

 

突然仕事に行けなくなる

『前の休みっていつだったっけ?』

 

朝早く出て、夜遅く退社。

月に1、2回程度の休み。

家に帰っても仕事のことが頭から離れない。

職場の休憩時間や休日に母と面会。

仕事が終わるとすぐ料理と洗濯。

それで1日が終わる。

 

掃除は殆どできませんでした。

荒れていく部屋。

何もせず引きこもってる妹。

気力体力の限界の父と私。

『せめて家事をしろ』と、妹に怒鳴り、

自称行為に拍車のかかる妹。

後悔する父と私。

 

『いつまでこれが続くんや?』

 

いつもギリギリで踏ん張っていると、ちょっとしたことで限界に到達するんですよね。

 

仕事上、何の変哲もないことで、あっさり心が折れました。疲れていたのだと思います。

 

傷病手当を貰い、1ヶ月お休みを頂きました。

 

 

気力体力は有限

ゲームの世界であれば、『そろそろ回復しとかなきゃな〜』なんて思いながら、倒れないよう先読みできるのに、どうして現実は無限の体力があると思ってしまうのでしょうか。

 

社会人としての敗北感を味わいながらも、飽きるまで寝れたあの感動は、複雑ながらもとても幸せでした。

 


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でも本当は、そこまで拗らせる前に回復しないといけなかったんですよね。

 

初めて、『周りのために自分を労る』必要性を痛感したできごとでした。

 

多忙な時こそ意識してケアをする

そんなそんなで、今では意識的に自分を労ることが出来るようになった私ですが、今年はなかなか苦難の1年のようです。

 

同居義母のくも膜下出血に始まり、

妹の知的障害発覚、

父方祖母の救急搬送+四肢麻痺

母方祖母の認知症疑惑、

父の体調不良(精密検査の結果待ち)。

 

心配事が一気に来たなぁという感じですが、『厄年だから...しかも本厄だしね!』と、運気のせいにしています^^;

 

何より、辛いのは病院や障害と闘っている本人達です。

できるだけ疲労がたまらないように、支援の仕方や日々のストレスをセルフマネジメントしていくことが重要だと思っています。

 

 

色々あったおかげで、介護のことや障害福祉の勉強ができ、とても視野が広がった感じもしています。

 

それも自分に余白を作っているからの発想。

以前のように、がむしゃらに頑張っていたらとっくに潰れていたと思います。

(むしろ今ではがむしゃらに頑張れなくなってしまいました。)

 

倒れる人は弱い人ではなく、強くあろうとし過ぎる人なのかなぁ...なんて思っています。

 

「自分が頑張るしかない。休んでなんかいられない。」と、無理を重ねている限り、心の余裕なんて生まれるはずはないのです。

 

『ピンチはチャンス』と捉える余裕を持つためにも、普段から自分を労わってあげてくださいね^^*

 

とりあえず、私は絶対に自分が倒れないよう、常に限界を意識するようにしていきたいと思います。

 

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というわけで、今回はセルフケアの重要性について書かせていただきました。

 

このブログを読んでくださる人は、おそらくご家族の支援などされてる方が殆どかと思うので、日頃頑張っているご自身にめいいっぱいご褒美あげてくださいね!

 

次回は、私が具体的にどんなセルフケアをしてるのかご紹介したいと思います。

 

それでは今日はここまで。

お読み下さってありがとうございます!